パンヤ


 久々にやっているのですが、大会に出ても全然勝てなくなってしまった。パンヤで勝つためには装備よりプレイヤースキルが重要と前に言いましたが、最近は必ずしもそうとは言えないように思う。そもそもパンヤが計算ゲー、覚えゲーだと言われるのは何故なのか。パンヤの問題点はそこにあります。
 パンヤでハイスコアを出す為にはパワー配分やコースごとの攻略パターンを知っている事が重要になります。しかし当然それだけでは勝てません。突然の雨や強風といった予測できないトラブルにどう対処するか。そこがプレイヤースキルの見せ所であり、このゲームの面白い点でもあります。
 ところがパンヤの場合、そういったゲーム中のランダム要素があまりに少なすぎるのです。そしてその数少ないランダム要素ですら、アイテムを使えば簡単に対処できてしまうという状況にあります。現に9mの風なんてのは、計算すればどの程度ずらせば真っ直ぐ飛ばせるのかすぐにわかります。つまり風向きと強さが最初からわかっていれば風なんてのはもはや障害ではないのです。ではランダム要素が消えるとどうなるのか。もしそうなれば、パンヤは完全な計算ゲーになります。それこそコースの攻略と飛距離や風の計算方法さえ知っていれば、ある程度やり込んでいる人なら-20なんてスコアも簡単に出せるようになるでしょう。
 そうなってしまうと、パンヤは既にプレイヤースキルなど必要なく、単に頭の回転の早い人=強い人という面白くも何ともないゲームになります。このホールはカップからnヤードずらしてトマバックを打てば必ずHiOできる、なんてパターンを完璧に暗記している人に、勘だけでやっている人が勝てる訳がありません。
 10回やって10回同じ結果が出せるようなコースばかりではつまらない。SCの大砲やWHの乱気流のようなギミックをもっと増やすか、カップの位置だけでなくグリーンの位置が毎回変わる、もしくはリアルタイムで風向きが変化するようなテクニカルなコースを用意する。また、アイテムについても強力すぎるものは大会での使用を禁じるか、もしくは持ち込み数を制限する。それくらいやってもいいんじゃないかと思います。風のランダム化というのはもう案が出ているようなので期待できそうですね。