慰労会


 五ヶ月ぶりにシャバに戻ってきたという事で仲間内にて焼肉を食う。なんだか義務から解放されたばかりで少々ハイになっていましたが、実はプロジェクトとしてはリリース前であったため問題が発生すれば電話で呼び戻される可能性もあったというアレな状況での飲み会でした。まあ実際何も起こらなかった訳ですが。


 何を話したか既に記憶が曖昧ですが、誰かが言った「俺そんな状況に置かれたら絶対に辞める」って言葉が印象的でした。まあ普通に考えて、残業200hとか4時まで飲んで9時から仕事とかありえない世界だからね。辞めるというのもわかる。ぶっちゃけそう考えるのが普通なんだろう。


 では何故耐えられたのか、それは「耐性が付いていたから」としか言えない。ストレスってのは耐性があって、修羅場を経験するほど耐性が増していく。けど、全く耐性のない人がいきなり残業200時間なんて世界に放り込まれると、(中には気合で耐える人もいるが)、大抵は辞めてしまう。


 昔の人は根性論で「気合が足りないんだ」なんて言ったりするけど、300時間以上の労働なんてのは本当に仕事して寝るだけの生活になってしまう訳で、それを「根性」だとか「気合」だとか言うのはやはり何か間違っていると思う。SE業界がIT土方なんて言われるのは、そうした根性論が未だに罷り通っている現状も大きな原因なんだろうな。