オタクとフラグ

 追記

 そもそも何故オタクはいつまでも古臭い格好をしているのか。何故その格好を改善しようとしないのかを考えてみる。


 実を言えば、私も数年前まではよれよれのジーンズにシャツというオタ丸出しの格好をしていました。髪も1500円の床屋で切っていましたし、それについて何の疑問も持っていませんでした。


 でも、ある時気付いたんです。「このままじゃいけない」と。


 それからはファッション雑誌買ったり、ネットで美容院を検索したり、積極的に情報収集して外見に気を使うようになりました。つまり一番重要なのは、「このままじゃいけない」と気付けるかどうかだと思います。


 私が思うに、やはり一番重要なのは周囲の環境なのではないかと。なぜ自分の格好に何の疑問も持たないかって、それは周りの友達もみんな同じ格好をしているからなんですよ。


 非オタの一般人の友達がいるオタクというのは珍しいと思います。オタクは同じオタクと仲間を作りたがりますし、逆に一般人はオタクの友達を作ろうとはしませんからね。するとどうなるのか。


 当然オタクの友達というのは同じオタク丸出しな格好をしている訳で、そうなると「みんな同じ格好をしているから問題無い」「オタクというのはそういうものなんだ」「格好なんてどうでもいいんだ」となってしまいます。


 もし非オタの友達がいれば「その格好はどうかと思うよ?」と突っ込まれて、自分の格好が拙い事に気付くのかもしれませんが、回りが全てオタクではそれも適いません。


 私の場合は、弟が高校中退してパチ屋でバイトするような典型的なDQNだったおかげで(笑)気付く事ができました。と言うのも、私が毎週のようにゲームソフトを買う一方で、弟は30kもするようなブーツを買ったり、50kもするようなコートを買ったりして、給料を3日で使い切るようなアホな事をしていたんですよね。


 当時私はそれを、「たかが靴に30kも使うなんて馬鹿だな」と思って見ていましたが、今思えば毎週エロゲを買っている自分の方が遥かに馬鹿だったんですよね。その後どうなったかと言えば、弟が自分の部屋に女を連れ込んでいる一方で、私は一人寂しく部屋でエロゲをやっているという状況に。 orz


 まあ、その後気付いたから良かったようなものの、実際身内や友達に非オタの人間がいないと、「自分の格好がおかしい」という事に気付けない場合が多いのではないかと思います。


 重ねて言います。重要なのは「このままじゃいけない」と気付く事です。もし少しでも「このままじゃ…」と思ったなら、思い切って友達を「服を見に行かない?」と誘ってみましょう。


 それでも友達が「服なんてどうでも…」と言うようなら自分だけでもいい。一張羅にするつもりでジャケットの一着でも買ってみましょう。たったそれだけの事でも、本当に世界が変わりますから。