エミル・クロニクル・オンライン

自分の武器に憑依した状態 憑依して戦闘中 憑依中
 オープンβテスト開始という事で再開しました。正直な所、PvPも大規模戦闘もないMMORPGにあまり興味は無いのですが、憑依やマリオネットなど他のMMORPGには無いシステムがどんなものなのか気になるので、それらを試してからク○ゲーなのかどうか最終的な判断をしようと思います。
 あと、「エミル 箱」で検索して来られる方が多いようですが、ここには箱から出るアイテムの一覧は無いのであしからず。これから始める人は、最初はお金が無くて装備品を買うのに苦労すると思いますが、フィールド上にPOPする木箱を叩いて中から出た木箱を鑑定、鑑定したアイテムを売れば比較的楽にお金を貯められます。装備が揃うまでは道端に落ちている憑依武器を使うのも良いでしょう。
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 では、とりあえず憑依システムから簡単に使ってみた感想を。憑依とは、自分又は他人の装備している武具に自分を乗り移らせる事ができるというシステムです。まずは自分で自分の武器に憑依する場合。試しに自分の装備している武器に憑依すると、憑依した瞬間に自分のキャラクタは消え(他人にはそう見える)、その場に自分の武器のみが残ります。当然ですが、その状態では移動する事はできません。
 その武器を誰かが拾うと、視点が拾ったキャラクタの視点となり、2台のPCで同じキャラクタにログインしているような状態になります。また、この状態で普通に会話する事も可能です(テイルズオブ〜の喋る剣のような感じですね)。当然ながら行動権限があるのは拾った側のみになります。
 その状態で戦闘すると、実際に戦闘したキャラクタだけではなく、武器に憑依している方にも経験地が入ります。また、武器に憑依している状態でも本来の自分が持っているスキルや魔法を使う事ができ、武器を使っているキャラクタをサポートする事ができます。憑依武器の性能は憑依しているキャラクタの強さに依りますが、店売りの武器よりも高性能でかつ絶対に壊れないという利点があります。
 今説明したのは自分の武器に憑依してそれを拾ってもらうという受動的な方法での憑依ですが、これとは別に他人の装備している武具に直接憑依するという方法もあります。これは主にパーティーを組んで狩りをする場合に使う方法です。例えば、前衛1人、後衛2人というパーティーを組むのであれば、前衛の右手(武器)に魔法使いを憑依させ、左手(盾)ヒーラーを憑依させれば、単体で物理攻撃、攻撃魔法、回復魔法が使えるキャラクタになれるという訳です。
 これの利点は、他のMMORPGではダンジョンにおいて常に前衛・後衛という形で陣を組み、魔法使いなどの弱いキャラを前衛が守る必要があるのに対して、魔法使いを前衛に憑依させてしまえば後衛がダメージを受ける心配がなくなるという点でしょう。実際にダンジョンに潜る場合も、前衛と後衛でパーティーを組んで潜るよりも、全員が一人に憑依して一人のスーパーキャラになった方が死ににくく効率も良いようです。
 また、後述のマリオネットシステムに似ているのですが、武器に憑依している間はログアウトしてもキャラクタが消える事はありません。憑依した状態でスキルや魔法を使った援護はできなくなりますが、ログアウトした瞬間に武器が消える事はなく、使用者が戦闘すれば経験地も普通に入ってきます。
 人の集まる場所に憑依武具がやたらと落ちているのは、拾って戦闘してもらえばいくらかの経験地が自分にも入るし、使う側も店売りより強い武具を無料で使えるという理由からのようです。実際に人の萃まる町の入り口付近で武器に憑依した状態で放っておいたところ、いろんな人が武器を使ってくれました。これはこれでなかなか面白いものですね。