MMORPG

別に仕事が暇って訳じゃないんだけどね。
今日はROのGvGについていろいろ。
 
 コンシューマのRPGでは、プレイしている自分以外の人間はゲームには介入できません。操作している自分以外は全てプログラムで操作されるNPCとモンスターだけの世界です。しかしMMORPGの場合は、自分とNPC、モンスターの他に自分と同じ世界で自分と同じように冒険している人間がいます。当たり前ですが、これがオフラインRPGとの最も大きな違いです。

 コンシューマのRPGでLvを99まで上げるには、戦闘>レベルアップ>戦闘>レベルアップを繰り返すだけの単調な作業を続ける必要があり、Lv99まで上げたところで別に何がある訳でもありません。単なる自己満足とも言えます。

 しかしMMORPGではレベルを上げるだけではなく、レベルを上げる過程で同じ世界で冒険している人と時には協力したり、時には敵対したり、淡々とモンスターを倒すだけではない様々な楽しみがあります。ではROではどうでしょうか。残念ながらROでは、他人と協力したり競い合ったりというMMORPGの肝となる部分がほとんど機能していないのが現状です。

 名前も知らない他人と協力する機会というのは、他のMMORPGでは種族や勢力間の戦争や、強大なボスの討伐イベントなどの手法で提供されています。しかし ROでは不特定多数のプレイヤーが参加できるような大規模戦闘自体が存在しないのです。(GM主催のモンスター侵攻イベントなどが稀にあるくらい)

 GvGがあるだろうと思うかもしれませんが、あれは"大規模"と言えるのでしょうか?ROのGvGは不特定多数のプレイヤーが参加して楽しむような物ではなく、単なるギルド同士の力比べでしかありません。ギルドに加入している一部の廃人のみが楽しめるイベントであって、誰もが楽しめるものではないのです。

 と言ってもROにはGvGの他に他人と協力したり競ったりできる場は存在しません。では、GvGとは別にプレイヤー間の大規模戦闘を実装するとしたら、もしくは現状のギルド同士の争いであるGvGをいくつかの派閥間の戦争という形に変えてみてはどうか。ちょっと妄想してみます。

 大規模戦闘を実装する上で最も重要なのは、現状のようにギルドに加入した廃人だけが参加できるものではなく、個人でも気軽に戦闘への参加ができるようにするという点です。

 例えばこんなのはどうでしょうか。戦争に参加する場合は予めA,B,Cのうちどれかの派閥を選択させるようにする。(その際に戦力がA,B,Cのどれかに偏らないよう調整を行う)戦争が開始されると、派閥が違う人間に対して自由に攻撃が可能となり、自分の派閥が勝利した際にのみ砦やADが使用可能になる。

 こうすると、個人でも気軽に大規模戦闘に参加できるだけでなく、同じ派閥というだけで誰もが仲間になれるため、ギルドや個人といった垣根を越えてプレイヤー同士で協力する事ができます。

 勿論、これは一つの案に過ぎません。廃人専用のGvGしかない現状を変える方法は他にいくらでもあると思います。リヒタルゼンだか何だか知りませんが、パッチが追加されても廃人向けのダンジョンが追加されたり、新しい職業、スキルが増えるだけ。ゲームの目的は何も変わらず淡々とモンスターを倒してレベルを上げるだけ。これならFF12でもやってた方がよっぽど楽しいですよ、ええ。ゲームとしてMMORPGを楽しみたいユーザがROから引退するのは当然の事でしょうね。
 
まだ続く、多分。